1年間
この先のことを綴ろうと思ったのに「この時期にこのタイトルって振り返り系の話じゃないの?」って一瞬考えたせいで気分が重くなる。
この1年間は最悪でした。
いや、不幸ではありませんでしたが。
フィクションばかりを読み漁ってきた人間にとって「女子高生」「高校生」「青春」「最上級生」などという言葉はとても、とても、なんていうか、期待のかたまりのようなもので。蜜の味がするのだろうなってずっと思ってました。
中高時代ってもう味わえないんですよ。
それなのに。
最後の最後で体調を崩して。
未練しかありません。一生コンプレックスを抱えて未練を抱えて「叶ったはずのもの」に胸を痛め続けて生きていくのかなと思うと死にたくなります。
高2の頃、「1年だけ、時間よ止まれ」って叫んでました。
みんなが学校に行ってるあいだ、私はなにもできなかった。
時間が止まるって、こういうことを望んでいたわけではないのに。
みんなが共通の話題を作り学力を上げ高校生活を全うするあいだ、私はなにもしていませんでした。
Time waits for no oneです。
つらい。
みんなよりも1年分制服を着る日数が減り、制服で受験に臨むこともできず。これがもし高2だったら来年がんばったのに。がんばれたかわからないけど少なくとも今よりは納得できたのに。
退学手続きが嫌でたまらない。
私は女子高生でいたいのだ。