綴るだけ

四半世紀の怠惰

それはラブよ

 ドラマ台詞。劇中劇の主演俳優が大好きなのだ。


 ……いつからだろう、このブログから敬語が消えてしまったのは。まあいいや。


 鬱状態に陥ってから、恋愛感情をなくした。

 ある日とつぜん気がついたのだ。

 優しくされて依存させてもらえているのに好きにならないのはなんでだろう。素敵な物語を読んでいるのにときめかないのはどうしてだろう。

 女子高生のくせに、友人と恋愛の話をしたことがない。だけど人並みに恋愛感情を抱いた経験はある。それなのに鬱状態になってからというものの、とっても素敵なシチュエーションがセッティングされてもその感覚にはまれない。

 感情が鈍っていたのだ。


 そしてわかったのは高校のあいだ恋愛感情だと思っていたものは「信仰」か「依存」の何れかだったということ。前者については省かせてもらうが、後者は本当にひどかった。依存して依存して、それを恋愛感情だと錯覚していた。なにも悪くない人を責めて、最終的に音信不通になって終わった。脱価値化が済んでいたからなにも思わなかった。


 今まで人とおつきあいしたことさえなかったガキがなに言ってるんだと自分でも思う。

 でも本当にそうなのだ。

 きっと私は、恋した相手を好きだったわけじゃなかったのだ。