綴るだけ

四半世紀の怠惰

少し前の話


 電話越しでのこと。ミュートにしてしにたいしにたいしにたいしにたいつらいつらいつらいつらいつらいくるしいたすけてたすけてと呻きながら泣いた。ミュートになっていなかった。

 体温が下がった。

 聞かれていないか、間違えてミュート解除されていないか、三度も確認しながら泣いていた自分の気持ち悪さに。


 気づいて欲しかったんだ。

 そんな言葉で言い訳するだけじゃだめだってくらい他人に負担をかけようとしている自分が気持ち悪くて。


 もう他人に依存しない。誰かに期待しない。

 自分の力で生き抜くことはできないなら、

生きようとするのを諦めればいいんだ。


 承認欲求を満たすことを諦めたいわけじゃない。満たしたい気持ちをなくしたいだけ。

 人に迷惑かけたい自分しかいないの知ってるから、感情を押し殺したい。