綴るだけ

四半世紀の怠惰

呪い

 考えたことを記録に残しておかないと気がすまない呪い。でも全部抜け落ちてる。今日も、いま打とうとしていた言葉をもう忘れている。気分が悪い。

 

 猜疑的な家庭。自分がいなければもっと健全な家だったと考えていた一年前の自分はとっくにいなくなっていて、自分が出て行けばこの家は崩壊するとまで思い始めていて。スケープゴートを気取る自分の首を絞めてしまいたい。

 

 この家にいたらこの食にだけ限定された潔癖の気が静まることはないとわかっているのにもう独り立ちできるとは思えなくなってしまった。中学の頃から家を出ていくことを意味もなく夢想していた、一人暮らしに憧れていた過去の自分に謝りたい。勉強したがっていた過去の自分に謝りたい。どうして実現化できた憧れを全部この手で潰しているのだ。

 ほんっとうに自分が嫌いなんですか。ならしかたないね、しかたなくないよね。自分の元から自分が消えてくれたらと何千何百回願っているのだろう。

 消えてほしい。消えてほしい。

 複数の意味で、健康になりたい。