綴るだけ

四半世紀の怠惰

洋服と靴

 着る服を表に返すことすら億劫がる人間に、一体なにを求めるのだろう。

 履きたい靴がない、着たい上着がない。だから出かけられない。家から出たい、出たい、助けてほしい。のに、出られない。

 心の重石を背負って歩けない。動けない。生きるのがくるしい。