綴るだけ

四半世紀の怠惰

アーバンギャルドが好きになった

 

 昨日の話。

 前にCDを借りたけど好みじゃなさすぎてすぐにデータを消してしまったゆらゆら帝国をいま聴いてみたらもしかして好きだったりするんじゃないのかな、と思い立ってYouTubeで再生してみたら関連動画に出てきたアーバンギャルドが気になって、ゆら帝そっちのけでアーバンギャルドを再生したらすっかり気に入ってしまった。

 ……とここまで書いて真相を思い出す。ブロンODについて書かれた記事の中にアーティスト名が出てきていたので気になって調べたんだ。昨日頓服でふわっふわしながらこの記事を書こうと考えていたときにも「どうやってアーバンギャルドにたどり着いたのかほんの数十分前のことなのに正しく思い出せないが、」と綴るつもりでいたのでいま完璧に自分の頭のなかの捏造が完了していたことに驚いた。とにかくどこの誰とも知らないアーバンギャルドが好きになった。

 ボーカロイドの歌い手や厨二病のままたまたまちょっと運が良かったから人気になったみたいな人種が嫌いだ。こんなこと書いても許されるのはこれを誰も読んでいないのを知っているから。頓服飲んでブロン齧って(といっても4錠)頓服飲んでYouTubeアーバンギャルド公式のPVリストを再生しながら針もので遊んでいたが、そういえばこのひとたちは何者なのだと気になってすっこーしだけWikipediaを流し読みした。熟読する気力はなかったが自分の好まない人種ではないらしい。安心して好きになる。もしかしてちゃんと読んでないだけで嫌いな人種なのかもしれないがそもそも楽曲だって自分の忌み嫌うような音であり声である。というか、自分の好きなものがよくわからない。

 ひとまずxxx理論とかxx事変とかと同じジャンルに突っ込む。

 落ち込みが酷くなってから1枚のアルバムだけを聴き続ける日々を送っているので次にちょっと浮いたり0になったりするときまでこの暮らしを続けるだろうが、そのあとでいろんな好きそうな音源を買ってこよう。CDに割くお金がほしい。愛するものを買うためのお金がほしい。

 音楽無しで生きられても死なずに済むためには音楽が必要だ。他人と話したり外に出ているときは常にあのアルバムを聴いていないと落ち着かない。聴けない状態――たとえば会計、バイト、他の曲を聞いているとき、シャワーを浴びているとき、顔を洗っているとき――は不安感に陥る。いまなにもきいていないから死にたい