綴るだけ

四半世紀の怠惰

したいとも思わない

 少し前、親に、自分が若いころ自殺しようと思ったときは〜なんてさらっと言われたけれど、この人も結局は下らない人間なんだな、と思った。

 死にたい、死ぬしかない、そうだ死のう、なんてことは思うけど、実行に移そうなんて考えていない。お前なんか死ねと思って自分の首を絞めている間でも死にたいと考えていない。ありふれた選択するほど自分は「大衆」じゃない。そう思いたい。

 

 というか、自分のことを客観視する自分は自分のことが大嫌いで離れたくて消したいけど、自分のことが好きだから、殺されようとしているほうの自分は、自分に傷つけられているほうの自分は、死を求めていない。

 たまに自分にべったり貼りついているほうの一人称が正しく一人称である自分が強く出て、そのときは「殺意」が「希死念慮」になるけれど。